小学生の子どもに漢字の読み方を聞かれたら・・・?~キッズメンタルトレーニングクラスより~
「これなんて読むの?」
読めない漢字を子供に聞かれ、みなさんはどうしていますか?
私は「辞書で調べたら?」と子供たちに辞書を手渡しています。
最近知ったのですが、中学生や高校生で、電子辞書の割合がぐんと増えるそうなんです。
びっくりでした!
たしかに持ち歩きも便利だし、とても早く調べられるし、いいとこどりですよね~!
高校生の娘を持つ私ですが、最近ママ友と話して知りました・・・!(+_+)
たしかに便利な電子手帳ですが、ちょっと視点を変えて、脳の特徴を知って子どもの学習の方法として考えてみることにします。
人間の脳は使っていくことにより、その力が鍛えられるのだそうです。
逆に使っていない脳は、徐々に劣化してしまうということです。
キッズメンタルトレーニングのレッスンでも、ノート作成の際、読めない漢字が出てくることがあります。
「レッスンの時間内に終えたい!」と時は例外として、私は子供たちに、
パッと教えてあげたいことをぐっと我慢し漢字辞典で調べてもらいます。
先日のレッスンのヒトコマ。Hちゃんはまだ小学2年生だったので、漢字辞典を開くことが初めてでした。
部首という言葉すら知りませんでした。(^^)
そこで、「部首というものがある」ことと、部首は例えば左側に「へん」というのがあると説明したのち、
部首が糸へんだという回答にたどり着き、そしてその「いとへん」を元に漢字が調べられるのだということを伝え、自力で調べてもらいました。
その文字をしらべた時間は5分以上。10分はかかったでしょう。
その5分は別の時間に使ってほしい!と思う親御さんもいるかもしれません。
でも、私はこういう時間を大切にしていきたいです。
なぜなら、辞書でしらべている時の「ワクワク感」と「脳の使い方の習得」を大切にしたいからです。
「部首って何かな?」
「何画かな?」
そんなめんどうな肯定を経て、辞書をペラペラめくっていき、
そして、とうとうその文字に行きついた子供たちの目はキラキラ~ン!とします。
「あ!あった~!」
まるで宝物を見つける様な気分です♪
ちょっと大げさかしら!でも、そのくらい嬉しそうな表情をするのです!(^^)
学習の取り組みは、児童の時期にしっかりマスターしておけば、
やがて中学高校となった時に、真の自学力がマスターしています。
関わる大人が「これはこうだよ」と簡単に教えてしまったり、
「調べてみなさい!」ではなく
一緒にワクワクモードで、調べたり考えたり・・・。
そんな時間を一緒に作る事が大事です。
ちなみに、電子辞書。
幼児期にそんな能力が身についた子には、あってもいいのかな?と思います!
こういう「地道な作業の末の発見」のような「学習字体の楽しみ」を習得した子は、
「時短」とした辞書も活用する場面で大いに活用していいと思います!
〇「めんどうな作業ほど喜びがある」という学習する事そのものが好きになる事。
〇「脳を古典的な作業で使える状態にしておく」事。
これらは小さいうちに体験&習得していきたいな~と思います!
今の子供たちは小学生でもかなり多忙ですよね。
音読などの宿題で読み方を聞かれて
「あなた自分で漢字辞典で調べなさいね」など言ってしまったら、
音読自体が面倒になってしまいそうです・・・!
子供にも、親の立場としても「ゆとり」があるタイミングを見計らって、
今日は一緒に辞書で調べられそうだわ!と思う時に
ママも一緒に、わくわく感を持って取り組んでみてはいかがでしょうか?